ケータイ小説 野いちご

花よりも美しく

もう一人の母親



美登里の自室を訪れた月子は、美登里がアルバムを見ている場面に出くわした


「あら、月子さん?」

「すみません。急用ではないので・・・」

「いいのよ。別に重要な事じゃないから」


襖を閉めようとした月子を、美登里が呼び止めた

アルバムを閉じると、美登里は月子を見上げた


「それで、用件は?」

「あ、はい」


美登里の前に腰を下ろし、月子は話を切り出す


「もうすぐ夏休みなんですけど、1日だけ実家に帰りたくて・・・」



< 66/ 361 >