ケータイ小説 野いちご

(短編)フォンダンショコラ

思いがけない再会







もし、もし、またもう一度彼に逢えるなら・・・。






なるべく考えないようにしながらも、あたしは心の隅で、いつもそう願っていた。







逢って、なにがしたい、ということはなかった。


ただ、彼が幸せそうに笑う姿を、せめてもう一度見たかった。



本当に小さな、ささやかな願い。




だからそれが叶うとは、夢にも思っていなかったんだ。










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