ケータイ小説 野いちご

カラダだけでも愛して

3:香−kaori−



直矢を見かけてから一週間。



連絡がない。



このまま……終わっちゃうの?



あたしの考えることはそれだけ。



学校でも、家でも。



あなたにとっては二番目でもあたしには世界で1番好きな相手だから。



スーッと息を吸って自分に気合いをいれた。



椅子から立ち上がってケータイを手にとる。



メール、着信はいまだにゼロ。



そんなことはもう慣れっこ。



でもチクッと胸になにかが刺さる。



顔を横に少しふり、嫌なことを振り払う。



そして直矢の電話番号を探しだす。



あった!と思っても勝手に指が震えてなかなか発信が押せない。




< 33/ 89 >