理由がハッキリせずモヤモヤとした気分のままベッドに入り、俺はいつの間にか眠りについていた。



好きな女が隣で寝てるのに、なにもせずに一緒に眠ってしまうなんて、相当疲れていたんだと思う。


深い深い眠りから目が覚めた時にはかなりスッキリしていたから。


隣にあるぬくもりを感じ、横へ寝返りを打つと長いまつげが目に入る。


ピクピクと耳だけ動かしながらも、本人は起きる気配がない。