そんな生活だったし、学校はだいっ嫌いだったけど、高校を卒業するのは親との約束だった。
今まで親には迷惑と苦労しかかけてこなかったし、せめてこの約束は守ろうと思って、1人でも学校へ行った。
授業は全部寝て、休み時間は他のクラスの仲間んとこ。
行事は一切参加しなかった。
しばらくして、クラスに友達ができた。
私のそんな様子をみて、頻繁に気に掛けて、メールをくれたのが藤森くん。
もう1人、他のクラスの仲間を通して仲良くなった明希ちゃん。
修学旅行は、明希ちゃんと仲間たちとUSJやお寺を回った。
そうしてるうちに、私も3年生になった。