「で、新しいクラスはどうよ?」


「べつに」



俺は出された問題を解きながら、答えた。



「かわいー子、いたか?」



ったく。



「あんた、ほんと女好きだな」


俺がため息混じりに言うと、

「あんたじゃねえ、先生と呼べ!」

と背後から頭を叩かれた。