なぁ…この世に神は居ると思うか?

聖母マリア。

イエス・キリスト。

人は、万物を擬人化して、自分たちにはない者を、神と呼ぶ…。

そして、死んだ人間は、天に召され、安住の地を得る…。






誰も、その先を見た事がないのにだ。

人は何かを崇め、そして、その恩恵を自分の身に乞うんだ。自分の事を守って欲しいから…。

でも神は所詮、空想の産物でしかなく、物理的には存在はしていない。

なら、この地球という世界で、神は存在していないのか?

俺は、この世に神は存在していると思う…。

それは、オカルト的な考えではなく、現実的に考えての話だ。

確かに、この世に神は存在しているのだ。

生ある命を冒涜し、消えかけている命を救う…人の生き死にを決定する存在。

それは…。

「人間だ…それも、ごく一部の人間。権力や莫大な金を保有している存在が、この世界には存在している…奴等は自分達が神だと思っている。俺は……」

そいつ等を…。




「殺してみせるよ…」



それがこの世に生を受けている、俺の…。


生きている証だからだ。