「かーほちゃん♪」 「ん?」 「今日は何の日だ?」 いつもの夕食後 陽生の甘い声 後ろから突然抱きしめられてお皿を洗っていた手の動きを止めた 「…今日?」 「ん、そう♪」 流れっぱなしの水を止め 泡の付いたままのお皿を持ちながら顔を少しだけ陽生の方へと傾けるとすかさずチュッと軽いキスをされた 「何か俺に渡す物とかねーの?」 そう言って何故か瞳をキラキラさせながら見つめてくる陽生に私は首を傾けた