高校生活も早いことに、一ヶ月が経とうとしているわけで



一年で一番教室が日焼け止め臭くなる、あの行事のシーズンがいやがおうでも来るわけだ。



「今日は、体育祭の行事で誰が何に出るか決めるぞ!」



こさっぴーの相変わらず暑苦しい真面目な仕切にすでに萎えてる私達。



一ヶ月も経ってるから、席順はみんな好き勝手代えてる。私達幼なじみ4人組は教室の真ん中を陣取っていた。



隣のまーやんはバスケ部だし、体育会系だからどうやら乗り気。



斜め前のしんしんはこさっぴーの話など興味なし。『変な生き物』とかいう本を読んでへらへらしている。



私の前、ミツはというと…。