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私がアキ様に出会ってからどのくらいの月日がたっだのだろうか。

初めての出会いは、アキ様が七、私が十六の時だった。

出会った瞬間、私は悟った。

この人が自分の生涯仕える人だと。

アキ様の教育係として常に行動を共にするうちに、この少年に対する思い入れはさらに深くなっていった。

「ツクヨミ。ツクヨミは不思議に思うことはない?何でみんな一緒に暮らせないんだろうって。ボクは不思議に思うよ。同じ生命なのになんで差別化なんてあるんだろう。そうしなきゃ生きていけないなんてやっぱりおかしいよ。だって、命の重さは誰に対しても何に対しても平等でしょう?どうにかならないのかな?」