「あんたも暇人だよねぇ~。」



教室で復讐計画表を見直すあたしに



あたしの目の前の席にに座りミラーを見ながらマスカラを付けるユキナがポツリと言った。




「メイクの一つや二つ覚えればいいのに。」



「何よ。あたしに男を誘惑しろって言いたいわけ?」



ムッとして言い返したあたしにユキナは呆れた顔をする。



「メイクは男のためじゃないよ。自分の魅力を引き出すため。」



「うっわぁー!!なんかちょーカッコイイこと言ってるんですけどー!?


ウケル~~~~~!!!!」



あたしは机をバシバシと叩き豪快に笑った。