ケータイ小説 野いちご

天使たちの傷跡

咲也




 初めて咲也とセックスしたとき、


 それは全然ロマンチックでも大人びたものでもなくて、


 ただじゃれあってるだけだった。




 気持ち良いかどうかなんて考える余裕もなく、


 咲也と一つになれたことがただ嬉しかった。



 小さなキスを何度も何度も繰り返し、



 絶対離れないと固い約束をした――

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