ケータイ小説 野いちご

天使たちの傷跡

十六歳


 十六歳の女の子は恋に夢中になる。


 どの子も常に恋をしていたし、それが生活の中心で、自分の全てであるような気がしていた。


 月単位どころか週単位で恋の相手がかわる子もいたし、年単位で付き合ってる子もいた。


 私は後者だった。


 私は咲也のことがとても好きだった。


 彼も私のことを好きだと言ってくれた。

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