ケータイ小説 野いちご

彼は甘くてほろ苦い

自分の気持ち

実優は自分の気持ちに気づいてから裕を更に意識するようになった。
けどこの前のことからすると、あたしは裕の特別ではない。
彼女になるには程遠いと思う。
だからあたしは裕の視界に入るために精一杯努力する。

そして今日は実優から裕に電話をする。
おそらく実優からは初めてだろう。

「もしもし?」
「あっ、実優だけど・・・」
「おー。珍しいな。どーした?」
声を聞けただけで嬉しい実優。
「あっ、あのね?声・・・聞きたくて」
素直に言ってみた。
「俺のこと好きになったとかー?笑」
裕は笑ってる。
でもあたしは嘘をつきたくない。
吉沢実優、人生初告白を今からします!!
「そうなの!裕のこと好きっ!!多分初めて会ったときから気になってたと思う。」
「え!?あ・・・冗談のつもりだったんだけど・・・。まー、正直俺も気になってはいたし?こんなおっさんでよければ付き合ってください。」
え・・・今何て言った?
付き・・・あってください?
誰と?てゆーかあたしの初告白の返事は?
「俺今実優に返事したんだけど。」
「えっ?あ・・・あたし全部口に出してた!?!?」
「うん。・・・ははっ!お前まじウケる!!何ていうか・・・俺が返事してんのに誰と?って!!」
「どどどっどーせあたしは馬鹿ですよーだっ」
「けど俺はそんな実優も好きだけど?」
「ふふふふーんっ!」
あたし焦ってんのバレバレじゃん・・・

< 41/ 77 >