ケータイ小説 野いちご

社長のご指名

第20章 -後悔-

海外に戻った私はさらにパパラッチに追いかけられる事になった。




ゴシップ誌を見ても私の悪事ばかりが載ることになっていた。





毎晩の様に出歩き、クラブに行けば浴びる様に酒を飲み、嘔吐の繰り返し。





泥酔し、覚束ない足取りの写真ばかりだった。





モデルとしてのイメージも好感度も最悪。





その時の私は、お腹にいる紗衣なんてどうでもよかった。





産まれてこなくてもいいなんて最低な事を思ってた。





外でも家でも酒飲んで、煙草にも手を出して、堕落した生活。





周りや産婦人科の先生が注意するも止める事はなかった。





死産になると言われてもなんとも思わなかった。





そんな生活が二ヶ月も続いたある日だった。





「いい加減にしなさいっ!」





怒声と頬に走る痛み。





朝方帰って来たマンションの前に立っていたのは梨珠さんだった。




< 254/ 316 >