ケータイ小説 野いちご

社長のご指名

第16章 -もどかしさ-

仕事が終わり、家に着いた途端にけたたましく携帯が鳴り出した。




ディスプレイには知らない番号が表示されていて、躊躇いながら電話に出た。





「…もしもし?」


「海堂社長!突然すいませんっ!須藤です、須藤紫穂です!」





電話の相手は鳴海さんの親友と言える人からだった?





焦ったように話す須藤さんに疑問を抱く。





「章菜が事故に遭ったんです!今から言う病院に来て下さい。」





玄関にいた俺は、鞄を投げ捨て走ってエレベーターに向かった。





ドアが空いてるかもしれないけど、そんな事はどうでもいい。





地下駐車場に着くなり、車に乗り込み直ぐ様発進させた。





病院まで、暗くなった道を猛スピードで駆け抜ける。





事故って…………。





須藤さんも詳しい事はわからないらしく、鳴海さんと紗衣ちゃんが重体としか聞かされてないみたいだ。





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