ケータイ小説 野いちご

平凡少女の憂鬱

第1章
side瑠衣





・・・俺は今、昨日俺達の奴隷になった女と2人で家庭科室にいる。

凛の仕事が終わるまでの暇つぶしで。



俺はいつも凛と帰っているから、凛が生徒会の仕事とかで遅くなるときはいつも家庭科室でお菓子を作ってた。

でも、やっぱりこのことは誰にも知られたくなかったから誰かと一緒に来ることもなかった。

連れてくるつもりもなかった。


だけど今日、初めて人を連れてきた。

しかも、俺から誘って。


今、目の前でケーキを貪ってる奴をここに誘ってみたのはただの気まぐれ。

というか、コイツを見てたら無意識のうちに誘ってた。


言ってからちょっと焦った。

何言ってんだろう俺、って。



まぁ、誘った手前やっぱりダメとか言えず連れてきたわけだが・・・。



でも今は、連れてきて良かったって思う自分がいる。

自分の作った物を食べてもらうのは凛以外初めてだったし。

それに、すごく美味そうに食べるから。



正直、嬉しいと思う。


・・・絶対に言わないけど。





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