公園から帰る途中で

コンビニに寄った。


はぁあ、この頃全然いいこと
ないわあ・・・

姫梨を好きになってくれる
人とかおらんのかよーーーーー!


『なぁ!あれ欲しいー買ってぇ!』

『おまえのためなら何でも
買ったるわぁ』

『やったぁ!翔優しい~』


後ろから、そんなカップルの
声が聞こえてきた。


ん?


翔?って・・相澤?


って・・・
そんなわけないよなっ


姫梨は後ろを向いた。

え???


「相澤・・・・・」

彼女おるんや・・
んぢゃもう無理やん。

もう、この恋は叶えへんねや・・・
涙が溢れてきた。


『あ・・あさくら??』

うわ。
何でこういうときに・・

泣いてんの見られたかな・
急いで涙を拭いた。

『久しぶりー!
この前はありがとうなっ』

「あ、うんっ」

『あ、こいつ俺の彼女。
よろしくなあ!』

「や、やっぱりー!!!!!
そうかと思った!
めっちゃお似合いやん!」

『ははは、朝倉も俺より
いい奴いっぱいおるねんから
彼氏作れよっ』


「うん、ありがとう。」


そんな簡単に好きな人変えること
でけへんわっ!!

相澤しか・・・
相澤しか見てないねん。