「朝倉姫梨です。これから、よろしくおねがいします。」
小学三年生の時、私は
転入した。
はじめて隣の席になった人が
そう。私の運命の人、水野優斗。
これが運命の出会いだった。


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『姫梨ー今日もいっしょに
帰ろーー!!!』
また水野が言ってくるー!
ほんま、うっとうしいわあ。
なんやねん。
「あーごめん。今日、愛と帰るからあ」
『そっかあ。また僕とも帰ってなあ』
「はいはい」
はぁーーあ。
適当に断っといた(笑)

私は朝倉姫梨。中学二年生の
人生で1番楽しい時期。
特別可愛い!ってことはなく
普通の顔。もちろん
告白もされたことがない。
運動神経もよくも悪くもない。
勉強も同じ。
普通の中学二年生。

さっきから、言ってくる男は
水野優斗。同じ二年生。
カッコイイんだけれど、
オネエ系。
走り方とかオネエやし、
遊ぶ人、話す人はたいてい
女子!!!!!!