たった一言、

『会えないか?』

と、短いメールがきたのは五日前。



私は、泰輔と別れてからケータイのアドレスを変えていなかった自分の未練を突き付けられたようで

それを恥じているうち、何も返信しないまま、こうして五日経ってしまっていた。