ずっと不思議だった。


開けてはいけない
パンドラの箱。


最後に残ったのは希望だったという。




何故、希望が残ったのだろう。

何故、それは愛じゃないのだろう。




それはきっと
パンドラを開けた人にしかわからないのかもしれない。






あたしは
そのパンドラの箱を


今、開けようとしてる。





あの人への


わずかな
希望を抱きながら――…