『ぐぅ…流石だ。
私を後退りさせるとはな。
サイバリオーというのか。
なかなかに楽しめそうだ』

デュラハーンはランスを構え、

『我が名は魔将デュラハーン!
機械神[デウス・エクス・マキーナ]の戦士よ!』


「機械神…?
悪魔じゃないのか?」

「悪魔というのは元々、神や天使だったそうだからな。
それに悪魔は[自分が悪魔です]と、正直には言わないだろう」

「ねぇ、どうでも良いけど…
この形態、操縦者のコトを全く考えて無いことない?」


ジャキイィン!


3人の会話をよそに、デュラハーンは攻撃態勢に入った。

ランスが倍ほどの長さまでに伸び、ゼタン目掛けて突撃してきた!


ギュルギュルギュル!!


デュラハーンの足代わりのキャタピラが唸りを上げる!

「オサ、来るぞ!」

「あぁ、こっちも行くぜ!」

ゼタンの腕は伸縮自在。

ランスが倍の長さになろうと、関係ないのだ。

「受けろっ!」


ドバスュウン!

巨大な掌を拳に変えて、ゼタンが両腕を伸ばす!

真っ向から直線的に突進してくるデュラハーンに対して、パンチを当てるのは簡単…


と思った時、