ケータイ小説 野いちご

crystal love

私の帰る場所



エレナ国際空港ーーー



国際線エアポート



入国ゲートをくぐり
周囲を見渡す。


・・・いつかのように

辛い想いをする事もなく
国内線のロビーを気にしつつ
のんびりと待つ。


時差の眠気からか
あくびをこらえながら
国内線ロビーの方向に
意識を向ける。


ほら・・・来た・・・


見覚えのある
長身の黒いコートの・・・

「ディオナ。お帰り。」


待ってた声がして
振り返る。


「ただいま。久しぶりね。」


抱きしめられた腕の中
応えながら頬が緩んだ。



「毎日電話しても、
やっぱ、会えないんじゃ・・・
こうやって会えるのと、
全然違う。

もう・・・そんなことも
考えなくていいんだ。」


ジェスの腕の中で
私も幸福を確かめる様に
かみしめる。


「ディオナ。行こう。」

彼が促す。



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