「きゃーっ、洵介先ぱーいっ!!あたしを見てくださーいっ」


紗菜さんから勝負を申し込まれた次の日。


あたしは朝っぱらから朝練中の、洵介先ぱいを発見した。


「あんた視力いいね〜。ここから洵介先輩見えるって相当な視力だよ」


隣では呆れてる香里。


「洵介先ぱいは特別なのっ♪どこにいてもすーぐわかるんだからっ!匂いだって、も〜いい匂いだもん!!」


ふふふっ、洵介先ぱいを探すなんて楽勝!


「あんた、変態じゃん」


香里の声じゃない声が聞こえてきた。いや、聞き覚えがある声。


この声は……