ケータイ小説 野いちご

溺愛ラバーズ

LOVE.8 -パーティー-

高級ホテルにある広間で、今日はパーティーが行われている。





会社の重役や支社の社長、取引先のお偉いさんまで来ている。





今日は、会長――…つまりまりあの祖父の誕生パーティーらしい。





男性はタキシードで女性はきらびやかなドレスを身に纏っている。





先に会場入りして、三井さんと新名部長で女性陣を待つ事になった。





「高杉、落ち着いてるね。」


「落ち着いてるわけじゃないんですが…。」


「顔に出ないタイプなんだな。」





珍しく、若干緊張をしている。





当然だろ。会長なんて写真でしか見た事がない。





それ以前に、あまり顔を出さない人だと噂では聞いていた。





あの、天宮財閥の会長なんてそうそうお目にかかれるもんじゃない。





財界や政界にもパイプがあり、ここに来てる人だって政治家が多い。





日本で有名な天宮財閥を世界でも有名にした人だ。





ざわついていた会場がより一層ざわつき始めた。





「来たな。」


「高杉くん、お姫様達が来たよ。」





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