―――――… これは、 2年前の春の話。 「ゆぅ、ゆぅ!」 俺の名前は 武内 優志(タケウチユウシ) 「ホラ、ゆぅ!!早くしないと遅刻しちゃうよ?」 それでこっちが、幼なじみの 浅海 心愛(アサミココア) 「おい心愛、ノックしてから俺の部屋に入れって言ってるだろ?」 「あ、ごめん。」 反省する気 ナシだな―… 俺は一つ、 大きなため息をついた。 「はあ……」 .