―――昼休み




「歌依っ!!彰と別れたの?!」



お弁当を食べていたアタシたちの周りには、たくさんの人が集まっていた。



男の子も女の子も。






「…あ、うんっ」



頑張って微笑んだ。



暗い顔して彰に迷惑とかかけたくなかったから。




「マヂで?


あんなに仲良かったのになぁ」




みんなはいろんなことを言う。



それがすごく辛い。





「…ちょっと、いい加減にしなよ?」




アタシを見た沙耶が助け船をだす。



「…あ、ゴメンゴメン!


じゃあまたねっ」





そそくさとみんなは教室を出て行った。