―麗弥 SIDE―
刹「あっ来たね。急に悪いね〜」
そう言ってニコニコと笑っている刹那を見て嫌な予感がした。
稀「ううん。平気だよ。それでどうかしたの?」
「任務?」と首を傾げる稀琉。
…ほんまは稀琉は仕草がおっとりとしてるっていうか女の子みたいっていうか…。
麗「オトメンってほんまに居るんやなぁ…」
稀&刹「えっ?」
2人共きょとんとしている。あかん!やってもうた。うっかり口に出してしまったので慌てて訂正する。
麗「あーいや!なんでもあらへん。アハハ〜」
…とりあえず笑って誤魔化しとけ!精神で乗り切ろうと思います。はい。
稀「本当に?またなんか変なこと考えてるんじゃ……」
麗「そっ、そんなわけあらへんやん!?」
…そもそも!稀琉はもう少し男らしくなった方がええと思うけどな。…あ。でもせやったらクロムもやけど……。けどクロムは中身は男やからなぁ……。見た目はあんなべっぴんさん(仏頂面でなければ尚)なのに…
稀琉は“可愛い”系でクロムは“美人”系やな。
女装とかさせたら……バレんとちゃう?男の娘って需要あるらしいし?…て。俺何考えてるんやろ。流石に我ながらキモいわ。
稀「ちょっと麗弥〜?」
稀琉が俺の顔を覗き込むのを見て再び現実世界へと帰ってくる。
稀「やっぱり変な事考えてない〜?」
麗「かっ、考えてへん!考えてへんよ!」
刹「麗弥。声、声裏返ってる」
麗「たったまたまや!それよか刹那。なんの用や!?」
刹「あぁ。そうだった」
刹那が紅茶に手を伸ばしながら言った。
…ふぅ。
なんとか話題ずらせたわ。
刹「実はね。ちょっと2人に頼みたい事があるんだよ」
刹那の目が仕事の時と同じ鋭い目付きに変わった。俺と稀琉も身構える様にして刹那の言葉を待った。
刹「ここ最近さ君達の“裏”の仕事……減ったって感じない?」
刹那は少しだけ口角を上げながら言った。
稀「そういえば…。最近は表の手伝いとかの方が多かった気がする」
稀琉の言う通り最近は暗殺とか殺人とかの血を見るような仕事はあんまりなかった。
麗「そーいやそうやなぁ…。何?最近減ったん?」
俺の問いに刹那は首を横に振った。
刹「いや?変わりないよ。寧ろ多いかな」
麗「…はっ?」
俺は口をあんぐり開けて聞いた。
何?どうゆう事や?そう俺が聞く前に稀琉が聞いてくれた。
稀「えっ?どういう事?だったらなんで仕事ないの?」
その問いに刹那の眼光は更に鋭くなる。
刹「実は…全部クロムとロスに任せてたんだよ」
稀「クロムと…ロスに?」
稀琉が少し声のトーンを下げながら聞き返す。
刹「いやロスはクロムとセットだからね。殆どクロムって感じなんだけどさ」
ため息をつきながら刹那は答えた。
…ますます意味が分からない。
麗「それにしたってなんでクロムやロスにやらせてるん?」
刹那が更に少し声を低くさせて答える。
刹「……クロムさ。2ヶ月前のあの事件から少し様子が変わったんだよね」
稀「!」
稀琉はハッとして俺と刹那を交互に見た。それはそうだ。2ヶ月前のあの事件とは輝太の事件や……。
麗「…説明してくれるか?刹那」
そう聞くと刹那は頷いた。
刹「前から…どういうわけか猟奇的ではあったんだけど……それが2ヶ月前を機に増してるんだよね」
そう言うと刹那は写真を取り出した。
麗「…死体?」
写っていたのは刺し傷がある女の子の死体らしきものだった。
刹「あっ来たね。急に悪いね〜」
そう言ってニコニコと笑っている刹那を見て嫌な予感がした。
稀「ううん。平気だよ。それでどうかしたの?」
「任務?」と首を傾げる稀琉。
…ほんまは稀琉は仕草がおっとりとしてるっていうか女の子みたいっていうか…。
麗「オトメンってほんまに居るんやなぁ…」
稀&刹「えっ?」
2人共きょとんとしている。あかん!やってもうた。うっかり口に出してしまったので慌てて訂正する。
麗「あーいや!なんでもあらへん。アハハ〜」
…とりあえず笑って誤魔化しとけ!精神で乗り切ろうと思います。はい。
稀「本当に?またなんか変なこと考えてるんじゃ……」
麗「そっ、そんなわけあらへんやん!?」
…そもそも!稀琉はもう少し男らしくなった方がええと思うけどな。…あ。でもせやったらクロムもやけど……。けどクロムは中身は男やからなぁ……。見た目はあんなべっぴんさん(仏頂面でなければ尚)なのに…
稀琉は“可愛い”系でクロムは“美人”系やな。
女装とかさせたら……バレんとちゃう?男の娘って需要あるらしいし?…て。俺何考えてるんやろ。流石に我ながらキモいわ。
稀「ちょっと麗弥〜?」
稀琉が俺の顔を覗き込むのを見て再び現実世界へと帰ってくる。
稀「やっぱり変な事考えてない〜?」
麗「かっ、考えてへん!考えてへんよ!」
刹「麗弥。声、声裏返ってる」
麗「たったまたまや!それよか刹那。なんの用や!?」
刹「あぁ。そうだった」
刹那が紅茶に手を伸ばしながら言った。
…ふぅ。
なんとか話題ずらせたわ。
刹「実はね。ちょっと2人に頼みたい事があるんだよ」
刹那の目が仕事の時と同じ鋭い目付きに変わった。俺と稀琉も身構える様にして刹那の言葉を待った。
刹「ここ最近さ君達の“裏”の仕事……減ったって感じない?」
刹那は少しだけ口角を上げながら言った。
稀「そういえば…。最近は表の手伝いとかの方が多かった気がする」
稀琉の言う通り最近は暗殺とか殺人とかの血を見るような仕事はあんまりなかった。
麗「そーいやそうやなぁ…。何?最近減ったん?」
俺の問いに刹那は首を横に振った。
刹「いや?変わりないよ。寧ろ多いかな」
麗「…はっ?」
俺は口をあんぐり開けて聞いた。
何?どうゆう事や?そう俺が聞く前に稀琉が聞いてくれた。
稀「えっ?どういう事?だったらなんで仕事ないの?」
その問いに刹那の眼光は更に鋭くなる。
刹「実は…全部クロムとロスに任せてたんだよ」
稀「クロムと…ロスに?」
稀琉が少し声のトーンを下げながら聞き返す。
刹「いやロスはクロムとセットだからね。殆どクロムって感じなんだけどさ」
ため息をつきながら刹那は答えた。
…ますます意味が分からない。
麗「それにしたってなんでクロムやロスにやらせてるん?」
刹那が更に少し声を低くさせて答える。
刹「……クロムさ。2ヶ月前のあの事件から少し様子が変わったんだよね」
稀「!」
稀琉はハッとして俺と刹那を交互に見た。それはそうだ。2ヶ月前のあの事件とは輝太の事件や……。
麗「…説明してくれるか?刹那」
そう聞くと刹那は頷いた。
刹「前から…どういうわけか猟奇的ではあったんだけど……それが2ヶ月前を機に増してるんだよね」
そう言うと刹那は写真を取り出した。
麗「…死体?」
写っていたのは刺し傷がある女の子の死体らしきものだった。