「あの、好きです!」 「・・・え?」 1度目の告白は、あなたの声に対してだった。 「おっはよ!優くん」 「・・・おはよう、神坂さん」 「きゃあああああっ!やばい・・・耳溶けるっ!」 いつも、この言葉から始まる。 はっきり言うと、私は声フェチ。 ありとあやゆる男子の声を聴いてきた。 けれど、今だに、理想の声を見つけることができなかった。 そんなときだ。