月曜日、繭乃くんに入部する事を伝え、正式に写真部のメンバーになった。
写真部の活動は少なく、個々で動く事が多いためイベント事はあまりなく、時々大会に出品する事もあるらしいが、幽霊部員が殆どの写真部では繭乃くん以外出品する人はいないらしい。
笑顔で部室を出ていく部長と呼ぶべき人は、珍しく最後まで写真やカメラの話に触れることはなかった。
「葉瑠も大変だね?」
それまでのやりとりを見ていた綾が、私を見るなり肩を叩いた。
『大変って言うより、おもしろい、かな?』
「葉瑠がそう言うならいいけど」
呆れたと言わんばかりに苦笑いする綾は、再び肩に手を乗せた。
「まぁ、頑張れ」
『うん』
それだけ言うとさっさと席に戻って行ってしまった。綾の後ろ姿を見ながら首を傾げ、いつもと変わらぬ態度で授業を受けた。
「今日はこっちか」
今日は当てられる事なく終わりお昼を迎えた。
1日振りに桜木の下に行くと、仁と目があった。
「よう」
『うん』
「座れば?」
『うん』
昨日の帰りに言われた事を思い出して少しドキドキしていた。
写真部の活動は少なく、個々で動く事が多いためイベント事はあまりなく、時々大会に出品する事もあるらしいが、幽霊部員が殆どの写真部では繭乃くん以外出品する人はいないらしい。
笑顔で部室を出ていく部長と呼ぶべき人は、珍しく最後まで写真やカメラの話に触れることはなかった。
「葉瑠も大変だね?」
それまでのやりとりを見ていた綾が、私を見るなり肩を叩いた。
『大変って言うより、おもしろい、かな?』
「葉瑠がそう言うならいいけど」
呆れたと言わんばかりに苦笑いする綾は、再び肩に手を乗せた。
「まぁ、頑張れ」
『うん』
それだけ言うとさっさと席に戻って行ってしまった。綾の後ろ姿を見ながら首を傾げ、いつもと変わらぬ態度で授業を受けた。
「今日はこっちか」
今日は当てられる事なく終わりお昼を迎えた。
1日振りに桜木の下に行くと、仁と目があった。
「よう」
『うん』
「座れば?」
『うん』
昨日の帰りに言われた事を思い出して少しドキドキしていた。