「お待たせ」



私の為に走って来てくれるコーチ。


優しい笑顔で。



「ほんまに大丈夫か?顔色悪いで。それに、元気ないし。お前らしくないで」



うわっ!!!


おでこ

触られた。





別にときめいたわけちゃうけど、


優しすぎて、ドキドキする。





大雅に触られたときのドキドキとはまた違う感じやけど……





この人のこと、好きになれる日が来るんかな。


もし来るなら……


それはそれで幸せやんな。




大雅のこと想い続けても、幸せにはなられへん。