前にもあったようなシュチュレーション…



デジャヴュって言うの?

そんな感じだ…………。



ただ、今回の相手は咲さんではなく……




「杏樹…何をしておるんじゃ?」


じいちゃんだった。




「チッ……」

陸が小さく舌打ちをして、服から手を抜く。


おいおい………




「じいちゃんどうかしたの?」

「言い忘れておったことがあってな…」


陸と二人で静かに待つ。




「妖孤と関わった男性全員は、汚れを払わねばならん。
つまり精進をしてもらうんじゃが……」



次のじいちゃんの一言で、陸は固まることになる。



「滝本君、一ヶ月禁欲生活をしてくれんか?」

「はい!?」


素っ頓狂な声を上げた。