―――「…奈央…??」



俺は,隣で眠ってしまった奈央に声をかけてみる。



激しくしすぎたのか………


「……奈央……」



もう一度,名前を呼んで
奈央のサラサラの長い茶髪の髪を撫でた。



「…奈央……
俺は,お前を変えてやる」


そう。
奈央を変えてやりたい。



俺は―――――



ずっと,お前を入学したときから見てきたから――