季節は移り変わり・・・・


白い雪が舞い落ちる・・・・


秘密の恋は静かに熱く燃え上がり
でもキス以上のことを
智久は求めなかった。


宝物スペースには
思い出がまた一つと増えて行った。


「今年の誕生日は一緒にいられないね。」


「どうして?」


「だって、真冬が離さないでしょ?」


「おれは仕事だから
帰りは遅いからな~~
その周辺でお祝いしようか?」



「うん・・・
我慢するよ。」
拗ねたように言うと
智久は頬をぎゅうっと押した。



窓の外ははらはら雪が舞っている・・・