当時、私は渋谷や六本木、青山のクラブ通いが毎日だった。あ
る日クラブで怪しい錠剤を貰い、楽しく遊んで帰った。しかし
眠れない。その時付き合っていたか半分別れたかという彼氏の
元住んでいた部屋へ行った。もう彼はそこには居ない。しかし
ポストに鍵があって「私のためだ!」と思ってしまった。部屋
に入り何もない部屋で私は裸でひとり寝そべっていた。そして
…。何を思ったのかライターをつけた。火をつけようとしたの
だ。良かった、ハッと我にかえって慌てて服を着て歩いて自宅
に帰った。そこからその彼氏の声の幻聴が始まった。その声を
聞いていた。おかしいと思わなかった。と、ふと大親友の男の
子の声に変わった。そしておかしいことに気がついた。親友が
私を呼び戻してくれて私は初めて神経科のクリニックに行った
。先生は私に「電波が来ますか」と聞いて私は更におかしいこ
とに「私、電波出しちゃうんです」と答えた。先生は笑って薬
を処方した。そして始まった…