今、人生で一番髪を巻かれていると思う 「可愛らしい奥様なのね、遥さん」 美容室のお姉さんにしては、色っぽすぎる 美脚が目に痛い (あの女性とも、できてるのね・・・) 雰囲気から悟る 「できましたわ」 「やぁ、綾野」 腕組をして、綾野は遥を見下ろす 「そんなに見つめられると、照れるな」 「自惚れという言葉を、知っていますか?」 小声で囁きながら、綾野は遥に笑いかける