「おはよー愁くん」



「おはよ」



今日の天気はあいにく朝から雨



なんか気分も冴えない



天気予報では一日中雨らしい



「はあ……」



「どうした?でっけぇため息ついて」



そんなあたしを見て愁くんが言った



「ううん。何でもない」


あの日愁くんは……自分の正直な気持ちを話してくれた



嫌いじゃないって言ってくれた時……ほんとは少し安心した



正直……不安だった



愁くんがあたしのことどう思ってるのか分からないから



もしかしたら……あたしのことなんか好きじゃないのかもしれないって思った