「あのっ……」



「なに?」



「あたしっ……愁くんのことが好きですっ!!付き合ってください!!」


頭を下げて返事を待つ



そして、しばらく沈黙が続いた



やっぱり……ダメかな?


愁くん、誰とも付き合わないってウワサだから……あたしも、きっとダメだよね……



「……うん。いいよ」



しばらく沈黙が続いた後、愁くんが呟いた



「……えっ?ほんと?」


あたしは顔を上げて愁くんを見た



「うん」



愁くんは戸惑いながらも、あたしに優しい笑顔を向けてくれた



ウソッ。愁くんがいいよって言ってくれたぁ……


「ほんとに?」



念のためもう一度聞き返した



「うん」



ウソじゃない!!