ケータイ小説 野いちご

distance~いちめーとる~

◆二人の距離




「サッカー部、練習してないなぁ…」




放課後の教室。


窓際の席で、帰る準備をしながら運動場を眺める。




「彩夏【サイカ】、帰ろー」




後ろから、聞きなれた声が私を誘う。




「ごめんー。今日、サッカー部が休みみたいだから、由樹【ユキ】と帰るねー」


「えー。またぁ?いっつもじゃん」


「あ、もう門の所で待ってる!急がなきゃっ!じゃあね~」


「って、聞いてないし…」




私は友達に手を降り、校門へ走った。









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