「ああー、ナンであんなの好きになったんだろ」

――あ、ミキさんがレイヤさんのこと「好き」ってはっきり言ったの初めてかも……

「レイヤさんの話する時のミキさんって、まさに女のコって感じでカワイイですョ。
 年下のァタシがぃうのもナマィキかも知れませんケド」

「オレがナツくらい可愛かったら、人生違ってるよ」

「ァタシは全然……
 メイド服のぉかげでカワイく見ぇてるダケですょ」

「そんなことないだろ」