アーティカの本拠地、
飛行島クーフに到着したのは真夜中近くだった。
すぐに徹夜での補給作業が開始される。
ルッツの部屋に取り残されたディオを、
ダナが呼びに来たのは到着してから数十分後だった。
「ビクトール様が、島の中も案内してやれって。
こんな夜中だから、見ても楽しいところなんてないと思うけど」
あいかわらずの口調で、ずけずけとダナは言う。
彼女の言葉を一つ一つ気にしていても、仕方がない。
それならば、と一番見たかった物をディオは口にした。
「フォースダイト見られるかな?」
「いいわよ。そんなもの見たいだなんて、変わってるわね」
「大学の専攻なんだ」
大学、という言葉を聞いてダナは納得したように首をふった。
「大学に行っているなんて、やっぱりおぼっちゃんなんだ。
あんな船に乗っていたし、着ている物も違うものね」
飛行島クーフに到着したのは真夜中近くだった。
すぐに徹夜での補給作業が開始される。
ルッツの部屋に取り残されたディオを、
ダナが呼びに来たのは到着してから数十分後だった。
「ビクトール様が、島の中も案内してやれって。
こんな夜中だから、見ても楽しいところなんてないと思うけど」
あいかわらずの口調で、ずけずけとダナは言う。
彼女の言葉を一つ一つ気にしていても、仕方がない。
それならば、と一番見たかった物をディオは口にした。
「フォースダイト見られるかな?」
「いいわよ。そんなもの見たいだなんて、変わってるわね」
「大学の専攻なんだ」
大学、という言葉を聞いてダナは納得したように首をふった。
「大学に行っているなんて、やっぱりおぼっちゃんなんだ。
あんな船に乗っていたし、着ている物も違うものね」