ゼリー状の生命体の姿に変えて、水たまりの中に帰った。私は考えていた。


「どうしょうかな・・・」

「寿命も今月までだし」


「あの男の人と出会った。ことが運命的なものに感じるしね」


「よし決めたぁ」


「付き合っちゃお!」


「そう言えば名前は綾野光さんだっけ」


「告白は私から言おう。緊張するけどね」


翌日。俺は仕事が休みで、疲れていたから午前中まで寝て、お昼の12時に起きた。


テレビをつけて、俺は寝顔のまま見ていた。


カーテンも開けずに薄暗い部屋の中で、


ひとり昨日の夜のことを思いだしていた。


「素直で優しくていい子だったなぁ〜あの女の子」


「名前なんて言うんだっけアイリさんって言ったなぁ〜」


ぼんやり過ごしていたら時間は夕方になっていた。


「夕食の買い物でも行くか」


傘をさして、薄暗い道を歩いて、


近所のスーパーで買い物をしていたら


昨日。出会った女の子の声が後ろから聞こえた。


「これおいしいのかなぁ?」


「買ってみようぉ〜」


俺は後ろに振り返ったらアイリさんがそこにはいた。

顔と顔が合って、


「あぁ〜綾野さん!」


「昨日はごちそうさまでしたぁ」


「ここにはよく買い物に来るんですかぁ」


俺は再び逢う彼女に緊張した声で話しかけた。


「はい・・・来ますよ」


ニコニコした顔で、アイリさんは


「そうなんですかぁ」と答えて、


「あなたがまた逢えるよと言ったら」


「本当にまた逢いましたねぇ」

アイリさんは笑顔で陽気に俺に話しかけてきた。


「アイリさんもこのスーパーの近所に住んでいたんですね」と俺は話した。