ケータイ小説 野いちご

ツギハギの恋

第1章
痛い痛いの

ひんやりした夜の空気が空っぽのあたしを冷たく包む。

逃げ出すように体を引きずるようにそこから歩き出すと胸が詰まり涙が溢れた。



最悪だ。


イチャつきながらホテルに消えたカップル。
あれはあっちゃんとユリだった。


最低だ。


この日、あたしは彼氏と友達を両方いっぺんに失った。

あー


マジ最悪なんですけど……


はあ?

マジありえんわ……



いや、あいつらマジキモい。



あたしは涙を拭いながら足速に雑踏をすり抜けていった。

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