朝7時

「おーい、美紅!7時だぞ」

「7時ぃ…!やっばい」

「何や。また俺が送ってかんとあかんのか」


「つか、今日は教授いないもんで休講」

「…しっかたねーなー」


「何?」

「お前って親は?」

「…死別」

「な…それって爺も婆も父も母も?」

「うん。だから奨学金で行ってる」


「なら」

「え」


「パーっとやろっか?」

「え?」


「丁度うちの親父のボーナス入ったし、小遣いもくれたから。
たまにはお前の部屋のようなスタイルするか?」

「まぁ、やってみる!」