ビルの屋上に一人立ち尽くした姫成に
「いつかみたあの夢の続き、、、みたいと思わない?」一人の少年が言った。


『はぁ??てか、あんた誰??』と姫成がきくと、
少年は「ただの通りすがり」と答えた。


『じゃあ、ここからいなくなってくれない!』姫成が言うと、少年は
「ボクはただ、星をみていただけだよ。」と言い、空を見上げた。


すると『だから何??』と姫成が言い、少年の顔を見上げたとき、姫成はハッとした。


少年の、あまりにも純粋すぎる瞳。
まるで、別世界にいる様な不思議な感覚に捕われた。
そして姫成が気付いた時には少年はもう、姫成の前にはいなかった。