そんなこんなで、私の高校LIFEは、今までとガラっと変わってしまった。



波乱の予感。


初めて大雅と話をしてから、もう1ヶ月が過ぎた。


私はというと……


朝から晩まで、アイツのことばかり考えていた。



唯一忘れられるのは、部活中だけやった。



「ちょっと!!あれって……」


彩加がレシーブ練習の途中で私に声をかけた。


「どしたん?彩加」


「ほら!あそこに座ってるのって、アイツじゃない?」



先輩にバレないようにコソコソっと話す彩加。


その指差した先には……


アイツ。



「うわ!!体育館に侵入してくるなんて反則や!唯一私が落ち着ける場所やったのに!!」



動揺して、レシーブを失敗した私。


大雅……


どうして体育館なんかにおるんやろう。