「ちょっ、ちょっと待って!!」


そして私はクラス写真を持ってきた。

しばらく私はそのクラス写真を眺めていた。



「もしもし?好きな人ねぇ・・・いるかも!」

「えっ!?誰!?」

「誰にも言わない?」

「言わないよ!てか、うちだって教えたじゃん!教えてよ!」

「そうだね(笑)・・・杉川かも・・・?」

「へぇー!杉川かぁ・・」

「驚かないの!?」

「驚かないよ?悪いやつじゃないと思うし!てか、美咲も恋しないと思ったし!」

「ねぇー・・。自分でも恋するなんてびっくり!!」

「告らないの?」

「えー!?緊張するし!・・・じゃあさ、綾乃が伝えてよ!!」

「えっっ!?うちが言うの??」

「うん!」

「いつ?」

「どうしようかぁ・・・。」

「じゃあ明日!!」

「明日ぁ!?早くない!?」

「だって明日は卒業式じゃん?私、吹奏楽部だからいないんだよ!
だから、そのとき言ってくれればいいじゃん?」

「え~!?1人~!?」

「じゃあ誰か誘うか!!」

「誰!?」

「うーん・・・。加藤ちゃん?」

「わかった。じゃあ結衣ちゃんがいいよって言ったらいいよ。」

「わかった!じゃあちょっと待ってて!!」



綾乃と電話をきって加藤ちゃんに電話をかけた。