だれが、

こんな世界が来る事を
予測しただろう。

あと四半世紀は
燃え続けるらしい燃料。

大海のような炎は
黒煙を排出し、太陽を覆う。

昼間か夜かも、
わからぬほどの
暗さが続く。

太陽なんて
いつ以来
見てないだろう。

気象の大きな変動で
人口はこの数年で
半減した。

いうまでもなく治安は悪化し、
救い様がない。

ただこんな世ですら
一部の人間だけは
優雅な生活をしている。

そんな人間は
隔離されていて
通常出会う事はない。


残りの人間は、
限りあるモノを
更に奪い合い、
法も秩序も
消えうせたかに見える。

そんな荒んだ生活に

堪えられなくなった
人間は・・・・。