その時。



「「「キャー!!!!」」」



黄色い声とともに現れるあたしが殴ったあの男。




大熊結城…。



結城くんはテレビキャラの爽やかでファン達の声にこたえている。



…キャラ作りすぎでしょ。


さーてと。あたしも帰ろっかなぁ…。




あたしが後ろを向いたときだった。


「待てよお前。」



低い声があたしの耳に響く。




ゆっくり振り向くと、そこには俺様キャラの結城くんが立っていた。