大好物のチーズハンバーグをたくさん食べて、満足そうにデザートの苺を食べてる銀星に


「銀星、お風呂入ろうか。」


って声を掛ける


「うん!でもママ…」


「うん?なぁに?」


こんな時決まってお願いすることは


「おふろから出たら、ねるまでタンケンジャーのビデオみてもいい?」


これなんだよね


銀星が大好きなタンケンジャーは


日曜日の朝、放送してる大人気の子供番組



毎回ビデオ録画は当たり前


暇さえあればタンケンジャーと叫ぶくらい大好きなんだよね


「分かった、いいよ。その変わり20時半までだからね!」


私の言葉に

      ・・・ 
「うん!!約チョクする!!」


張り切って答える銀星は、まだサ行が上手く言えない


そんな所も可愛くてつい顔がほころんでしまう


「よし、じゃあお風呂に出発!」


「あい!!」


二人でお風呂に入り出てくると

早速ビデオを点ける


「じゃあママは洗いものしてるから見ててね。」


「……………」


私の言葉なんて聞こえていないみたいで


タンケンジャーの世界に入り込んでる



銀星がビデオを見ている間に洗いものやお風呂掃除、保育園の準備と全てを済ませて


一息つく為に温かいお茶を煎れた